J-クレジットとは?仕組み・メリット・価格相場をわかりやすく解説

  • CO2削減
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J-クレジットとは、省エネ・再エネ・森林管理によるCO2削減量を日本政府が認証し、売買できるようにした制度です。

脱炭素経営が求められる今、CDP・SBT・RE100などの報告対応や、GX-ETSへの対応手段として活用する企業が急増しています。本記事では、J-クレジット制度の仕組み・メリット・価格相場・OFFSELでの購入方法まで、法人担当者向けにわかりやすく解説します。

 

OFFSEL
調達費用概算
シミュレーター
調達量を入力して、おおよそのコストを確認できます
FIT非化石証書
J-クレジット
グリーン電力証書
FIT非化石証書
参考単価:約 ¥0.41 / kWh(水力・時期により変動)
最低調達量:1 kWh〜
調達量を入力してください
kWh
調達量を入力してください(1以上の数値)
J-クレジット
参考単価:約 ¥4,500〜 / t-CO2(区分・時期により変動)
本シミュレーターは ¥4,500 / t-CO2 を参考値として使用
調達量を入力してください
t-CO2
調達量を入力してください(1以上の数値)
グリーン電力証書
参考単価:約 ¥1.50 / kWh(時期・電源種により変動)
最低調達量:1,000 kWh〜
調達量を入力してください
kWh
調達量を入力してください(1,000以上の数値)

目次

J-クレジットとは?

J-クレジット制度とは(公式定義)
省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。経済産業省・環境省・農林水産省の3省が共同で運営しています。

(出典:J-クレジット制度事務局「制度概要」

「クレジット」とは、CO2削減・吸収の実績をCO2換算で1トン単位で数値化したものです。

企業はこのクレジットを購入することで、自社で削減しきれない排出量を相殺(カーボンオフセット)できます。

本制度は、2013年に国内クレジット制度とオフセット・クレジット(J-VER)制度を統合する形でスタートしました。国が認証する制度のため信頼性が高く、温対法・省エネ法への報告や、CDPなどの国際イニシアチブへの報告に公式に活用できる点が特徴です。 

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J-クレジットの仕組み:発行から活用までの流れ

J-クレジットは、プロジェクト登録からクレジットの活用まで、以下5つのステップで進みます。

ステップ 内容
① プロジェクト登録 省エネ設備導入・再エネ設備・森林管理などの削減プロジェクトをJ-クレジット制度事務局に登録する
② モニタリング プロジェクト実施後、削減量・吸収量を計測・記録し「モニタリング報告書」を作成する
③ 審査・認証 3省の審査を経て、削減・吸収量がクレジットとして認証・発行される
④ 取引 創出者は認証クレジットを市場または相対取引で売却。購入者はカーボンオフセット等に活用する
⑤ 無効化(償却) 購入者が活用する際に「無効化」手続きを行い、以降の転売を防止してオフセットを確定させる

クレジットの認証量は、ベースライン排出量(プロジェクトを実施しなかった場合に想定されるCO2排出量)と、実施後の排出量との差分です。この差分が1トン単位でクレジットとして発行されます。

J-クレジットの対象となる活動(方法論)

J-クレジットの方法論4種と、対象外になる電力由来などの注意点

J-クレジットでは、削減・吸収の手法ごとに「方法論」が定められており、2024年4月時点で70種類以上が認められています。主な対象活動は以下のとおりです。

省エネルギー分野

  • LED・高効率照明設備への切り替え
  • 高効率空調・ボイラー・ヒートポンプの導入
  • コージェネレーション(熱電併給)設備の導入
  • ポンプ・ファン・コンプレッサー等の高効率化

再生可能エネルギー分野

  • 自家消費型太陽光発電設備の導入
  • 風力・バイオマス・小水力発電設備の導入
  • 化石燃料から再生可能エネルギーへの燃料転換

森林・吸収分野

  • 定期的・計画的な間伐など適切な森林管理
  • 植林・再造林
注意:FIT電源由来のJ-クレジットは原則対象外
FIT(固定価格買取制度)の認定を受けた電源由来のJ-クレジットは「追加性がない」と判断され、原則として認められていません。自家消費型など、FIT対象外の再エネ設備が創出要件となります。
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J-クレジットのメリット:創出者(売り手)の場合

J-クレジットを創出した場合の企業にとってのメリット4つ

自社で省エネ設備を導入したり、森林管理を行っている企業・農家・地方自治体はJ-クレジットの創出者になれます。創出者には以下4つのメリットがあります。

メリット①:クレジット売却益で設備投資を回収できる

省エネ・再エネ設備への初期投資を、クレジット売却益で部分的に回収できます。

再エネ設備の導入には大きな初期費用がかかります。削減量をクレジットとして売却することで、投資費用の一部を回収し、さらなる省エネ投資の原資として活用できます。

メリット②:ランニングコストを削減できる

省エネ・再エネ設備の稼働でエネルギーコストが下がり、将来のエネルギー価格高騰リスクにも備えられます。

環境対策と経営コスト削減を同時に実現できる点が、J-クレジット創出の大きな魅力です。

メリット③:脱炭素への取り組みをPRできる

削減量が「トン数」として可視化されるため、ESG・SDGsへの貢献を社内外に具体的な数値でアピールできます。

定性的な「環境に取り組んでいます」というPRではなく、客観的な実績数値で訴求できる点が投資家・取引先からの評価向上につながります。

メリット④:企業・自治体との新たなネットワークが生まれる

J-クレジットの取引を通じて、購入企業や地方公共団体との関係が生まれます。新たなビジネス機会や協業の創出につながることがあります。

J-クレジットのメリット:購入者(買い手)の場合

J-クレジットを購入する人へのメリット4選

J-クレジットを購入する企業には、以下4つのメリットがあります。

メリット①:カーボンオフセットができる

自社だけでは削減しきれない排出量をJ-クレジットで相殺し、実質的なCO2排出ゼロに近づけられます。

どの企業にも、設備投資やサプライチェーンの制約から、どうしても削減しきれない排出量が残ります。J-クレジットの購入はその「残余排出量」を埋め合わせる現実的な手段です。

メリット②:各種報告・目標達成に活用できる

購入したクレジットは温対法・省エネ法・CDP・SBTi・RE100・GX-ETSなど、幅広い報告・目標達成に公式活用できます。

活用先 内容
温対法 温室効果ガス排出量報告の調整
省エネ法 省エネ量・排出削減量の報告
CDP 投資家向け環境情報開示
SBTi パリ協定準拠の科学的削減目標の報告
RE100 再エネ100%達成に向けた取り組み報告
GX-ETS GXリーグにおける排出量の調整手段
経団連カーボンニュートラル行動計画 削減目標の達成報告

メリット③:環境貢献を数値で証明できる(グリーンウォッシュを防げる)

「環境に取り組んでいます」という定性PRではなく、削減トン数という客観的な数値で環境貢献を証明できます。

グリーンウォッシュ批判が高まる中、国が認証したJ-クレジットを活用することで、信頼性の高い環境コミュニケーションが実現します。

メリット④:ESG・SDGs評価の向上

J-クレジットの購入・活用実績は、投資家・金融機関・取引先からの評価向上につながります。調達・融資面での優位性や、サプライヤーとしての脱炭素対応証明にも有効です。

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J-クレジットの価格相場

J-クレジットの価格はクレジットの種別・年度・需給状況によって変動します。

OFFSELでは4,500円/t-CO2〜の業界最安水準でJ-クレジットを調達できます。2023年10月に東京証券取引所がカーボン・クレジット市場を開設し、透明性の高い価格形成が進んでいます。

価格は森林系・省エネ系などクレジットの種別によって大きく異なります。調達コストを最適化するには、複数種別を比較したうえで目的に合ったクレジットを選ぶことが重要です。OFFSELではご要件に応じた最適な商品をご提案します。

価格の詳細についてはこちらをご覧ください。

【2026年最新】J-クレジットの価格相場|種類別の単価・動向・購入方法を解説

GX-ETSとJ-クレジット:2026年以降に注目すべき動向

2026年現在、GXリーグにおけるGX-ETS(排出量取引制度)の有償オークションが本格化しています。

GXリーグ参加企業には排出削減目標の設定・進捗管理が求められており、J-クレジットは排出量の調整手段として活用機会が拡大しています。補助金申請の加点要素となるケースもあり、今後さらに多くの企業がJ-クレジットを活用すると見られています。

J-クレジットとFIT非化石証書・グリーン電力証書の違い

企業がカーボンオフセット・再エネ対応に使える制度はJ-クレジットだけではありません。主な3種類の違いを整理します。

種別 対象 主な活用先
J-クレジット 省エネ・再エネ・森林管理によるCO2削減・吸収量 カーボンオフセット・温対法・SBTi・GX-ETS
FIT非化石証書 太陽光・風力など非化石電源の「CO2を排出しない」環境価値 Scope2の削減・RE100・省エネ法報告
グリーン電力証書 再生可能エネルギーで発電した電力の環境価値 環境ラベル・CSR報告

どの証書が自社の目的に合っているかは、報告先の要件・コスト・調達量によって異なります。非化石証書について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。

非化石証書とは?3種類の違い・価格・購入方法を徹底解説【2026年最新】

OFFSELでJ-クレジットを購入する方法

OFFSEL(オフセル)は、J-クレジットをはじめ非化石証書・グリーン電力証書・I-RECなど5種類の環境価値を一元取扱いする法人向けマーケットプレイスです。

OFFSELでJ-クレジットを購入するメリットは、業界最安水準の価格・小口対応・手続きのシンプルさにあります。

  • 相談・手数料:無料
  • 最低購入量:1kWhから(小口対応)
  • 手続き:申込書1枚、オンラインで完結
  • 取扱商品:FIT非化石証書 / J-クレジット / グリーン電力証書 / 再エネ電力証書(I-REC等) / カーボンクレジット

「J-クレジットが自社の目的に合っているか」「他の証書と何が違うのか」といったご相談も無料で承っています。

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よくある質問

Q. J-クレジットとJ-VERは何が違いますか?

J-VER制度は2013年以前に運営されていた制度です。現在のJ-クレジット制度は、国内クレジット制度とJ-VER制度を統合したものであり、J-VERは発展的に廃止されています。

Q. J-クレジットはRE100の達成に使えますか?

RE100への活用はクレジットの種別によって異なります。再エネ由来のJ-クレジット(自家消費型太陽光など)は一定の要件を満たす場合に活用可能ですが、省エネ系のJ-クレジットはScope2削減としての活用が難しいケースもあります。詳しくはOFFSELにご相談ください。

Q. 購入したJ-クレジットはいつでも活用できますか?

クレジットには有効期限があります。また、活用(報告への反映)には「無効化」の手続きが必要です。OFFSELでは手続きのサポートも行っています。

Q. FIT非化石証書とJ-クレジットはどう使い分ければいいですか?

報告先の要件・コスト・調達量によって最適な商品が異なります。OFFSELでは5種類の商品を比較し、ご要件に合わせた最適な選択肢をご提案できます。

まとめ

J-クレジットとは、省エネ・再エネ・森林管理によるCO2削減量を国が認証し、売買できるようにした制度です。

購入者はカーボンオフセットや温対法・CDP・SBTi・GX-ETSへの報告に活用でき、創出者は設備投資の回収と環境PRを同時に実現できます。GX-ETSの本格化を背景に、J-クレジットの活用機会はますます広がっています。

OFFSELでは4,300円/t-CO2〜・1kHzから・申込書1枚で手軽に調達できます。「どの証書を選べばいいかわからない」「まずは相談したい」という法人担当者の方は、お気軽にお問い合わせください。

 

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    編集者

    imaoka

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